カノラと松本市音楽文化ホール 友の会連携 

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共に会員の減少傾向が続く岡谷市カノラホールの友の会組織「ソサエティ」と、松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)の同組織「ハーモニーメイト」が、両館の主催事業に相互に会員の割引特典を設けるなど、会員増加策で連携を始めた。どちらかの会員になると今年度は、カノラホール主催の新日本フィルハーモニー交響楽団演奏会(9月24日)と、音楽文化ホール主催のアンサンブル・ウイーン=ベルリン演奏会(10月7日)のチケットが、それぞれ会員価格で購入できる。ソサエティ事務局によると「こうした連携は県内では初めての試み」という。

カノラホールのソサエティはホール開館翌年の1990年に設立。ホール主催公演の入場券が一般発売前に10%割引で購入・予約できるほか、催し物案内や情報誌の無料配布、鑑賞数に応じたポイント制によるギフト券贈呈、会員限定の無料コンサート招待や他館への鑑賞バスツアーなどの特典がある。会員には個人会員(年会費2000円)、家族会員(同3000円)、団体会員(人数によって年会費は5000~3万円)の3種類がある。

現在の会員数は3種類合わせて1718人(7月25日現在)。1990年の発足時は2442人、92年3月末には4099人まで増加したものの、その後は減少傾向が続き15年3月末に2000人を割り込んで1828人だった。

ハーモニーメイトは1986年に発足。会員特典はソサエティとほぼ同様(割引は一律1000円)で、会員の種類と年会費に多少の違いがある。会員数は個人、家族、団体合わせて1672人。最も多い時には4000人を超えており、ソサエティ同様に減少傾向が続いている。

会員増加策としての連携はカノラホール側から提案して実現。相互割引は昨年度から始め、昨年11月の「カメラータ・ザルツブルグ」(音楽文化ホール)、今年1月の新日本フィル(カノラホール)に適用して、双方に数件ずつの利用があった。ソサエティ会員が音楽文化ホールでの演奏会を鑑賞する場合は、ハーモニーメイトと同じく1000円割引で鑑賞できる。

ソサエティの小口秀樹会長(60)は、「これまで連携を会員以外にはPRしてこなかった。今後は対象となる公演数を増やすなどして、会員になってもらえるような工夫をホールと協力して進めたい」と話している。

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