悩み相談398件減少 チャイルドラインすわ

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子どもの悩みを電話で聞く「チャイルドラインすわ」は9日、2016年度の相談受付件数について前年度比398件減の3204件だったと発表した。運営するNPO法人すわ子ども文化ステーション(諏訪市)は減少した理由について、電話の受け手不足を一因に挙げる。今月26日から養成講座を開き、受け手の増員を図る。

同法人によると、電話の受け手として30人余が登録しているが、実際に電話対応しているのは十数人。養成講座を毎年開いて増員を目指すが、継続して担う人はなかなか増えていない。昨年度から大人からの電話を統計に加味しなくなったことも件数減少の理由という。

チャイルドラインは、県内4カ所で展開しており「すわ」は05年度に開始。16年度は、受付件数のうち実際に会話が成立したのが885件だった。「人間関係」の相談が多く、「他者との関係づくりに大変さを感じる子どもが多い」とした。

チャイルドラインは全国統一の電話番号のため「すわ」にも全国から着信がある。今年7~9月は長野、新潟、群馬、栃木、茨城、埼玉の「北関東エリア」限定で電話を受ける態勢を試行している。長野県内の子どもの相談を6県で受けた割合は前年度比で2割ほど増えているとし、「近くに住む子どもの声が聞ける状況になってきている」とした。

諏訪市役所で会見したチャイルドラインすわの宮野孝樹運営委員長は「大人が生活に追われて子どもの心を育てる余裕がない。子どもが育つ環境に関心を持つ大人を増やしたい」と話した。

電話の受け手として必要な知識を学ぶ養成講座は26日から10月1日までの計12回、諏訪市総合福祉センターなどで開く。申し込みはチャイルドラインすわ(電話0266・58・3494)へ。

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