駒ケ根市の出会い支援事業 見合い、成婚が増加

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少子化対策の一環として、駒ケ根市が2016年度から力を入れる結婚・出会い支援事業が成果を挙げている。月1回以上開いている婚活イベントには昨年度実施分の計20回に延べ416人が参加。同市中央にある市結婚相談所を通じた見合いの実績は55組で、このうち11組が成婚に至っている。今年度は7月末までの4カ月間で見合いが30組、成婚が10組に達しており、前年度を上回るペースで推移している。

市総合計画の重点課題に少子化対策を掲げる駒ケ根市では昨年度、結婚支援の組織体制を強化。市企画振興課に結婚や出会いを支援する「えがお出会いサポートセンター」を設置し、市社会福祉協議会に運営を委託していた結婚相談所を市の直営とした。同センターでは独身男女に出会いの場を提供する婚活イベントを積極的に展開。スポーツ、料理、陶芸など多彩なテーマでイベントを仕掛けている。

昨年度実施したイベント参加者の内訳は市内男性が49.8%、同女性が51.7%。いずれも大半を伊那谷在住者が占める。都市部からの参加もあり、女性は中京圏から18人が参加している。年代別でみると男性は40歳代が46.0%で最も多く、次いで30歳代が40.0%。女性は30歳代が56.6%、20歳代と40歳代がともに21.2%だった。

同センターでは「思った以上に地元からの参加が多い」と歓迎。今後、出会いから成婚へとつなげていくためにも「参加した人をいかに結婚相談所登録者につなげていくかが課題」と指摘する。

市結婚相談所によると現在の登録者は男性約80人、女性約40人。各イベントごとに3、4人ずつ登録者が増えているという。昨年度は相談体制を強化し、年間延べ約1400人の相談に対応。広域的な情報交換によるマッチングにも力を入れており、以前は年間3、4組だった成婚数も倍増した。

登録者の年代は男性が40~45歳、女性は35~40歳が最多。いずれも自分より若い世代との結婚を望む傾向があるという。少子化対策の面では晩婚化が大きな課題。同相談所の梶田ひと美所長は「若い世代を巻き込むことが大切。年頃の子を持つ親も対象に、結婚や出産、ライフプランを考える機会を提供できれば」と話している。

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