2017年08月25日付

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文字通り、「手を替え品を替え」といったように、次から次へと新しい手口が出てくる特殊詐欺。最近は、電話口で家電量販店や商業施設の従業員をかたったり、金融機関職員を名乗って後期高齢者医療被保険者番号を当てたりと、犯人たちは目先を変えつつ、巧妙なわなを仕掛けてくる▼いろいろなだましの文句が使われるが、電話の会話に「カード」「現金」「番号」といった言葉が出てきたら、先方に申し訳ない、などと考えずに、すぐに電話を切っていい。一度冷静になって、落ち着いてみることだ▼7月末現在の県警のまとめだと、オレオレ詐欺被害44件のすべてが60歳以上、架空請求詐欺は49件で20~90代と幅広い世代に広がり、還付金詐欺は高齢者を中心に40代や50代も被害に遭っている。1件当たりに換算すると、100万円前後の多額のお金をだまし取られているという▼子どもたちも心配している。諏訪署では、お年寄りに向けた児童たちの「変な電話は警察に相談しよう」「わるい人にはだまされないで」といったメッセージを掲示し、注意を呼び掛けている▼大人も子どもも、地域ぐるみで犯罪集団に対抗しないといけない。県は、働き盛り世代に対して「特殊詐欺撲滅プロジェクト」を展開中。これ以上、悪いやつらの横行を許さないため、訓練型対応講座を開き、企業や団体の「特殊詐欺撲滅協力隊」の認証制度なども行っている。

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