辰野・横川ダム 水力発電事業着手へ

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県建設部が管理する辰野町の横川ダム。県企業局が水力発電事業に着手する

県企業局は、県管理の横川ダム(辰野町)の水力発電事業に着手する。プロポーザル(企画提案)方式で設計・工事の請け負い候補者を選定。近く契約し、詳細な設計に入る方針だ。来年度に着工して2019年度の完成と試験運転を目指し、20年度からの本運転を予定。年間発電量は一般家庭410世帯分の消費電力に相当する150万キロワット時を見込んでいる。

既存ダムの有効活用や再生可能エネルギーの導入促進を目的に、県建設部と連携して県営16ダムでの水力発電の導入可能性を模索。水量が豊富な横川ダム、箕輪ダム(箕輪町)、片桐ダム(下伊那郡松川町)で事業化が見込めると判断し、一昨年度、3ダムごとに地元関係者を交えた調査研究会を発足させていた。

箕輪ダムも「地元合意が整っている」(企業局電気事業課)としており、早ければ年度内にもプロポーザル方式で発注していく考えだ。

横川ダムでは本体下流側の直下に発電所を建設。既設の放流管から分岐する形で水車式発電機に通じる管を埋設する。有効落差は約19メートル、最大出力は199キロワットと想定。発電した電力は全量を売却していく。発電後は横川に水を放流するため、下流部の水量に影響は出ない。

発電機を覆う建屋は外観を木質化し、自然環境や自然景観との調和を図るという。

企業局は昨年度、業者に委託して横川ダム水力発電の詳細な可能性調査を実施。採算性が十分に見込めると判断された。箕輪ダムは、導入可能性に関する経済産業省の全国調査対象地点となり、やはり採算性が見込めると判定されたという。

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