2017年08月30日付

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「頑丈な建物や地下に避難して下さい」と、全国瞬時警報システム(Jアラート)で防災行政無線や携帯電話のエリアメールが流れた時、実際に避難行動をとった人はいたのだろうか。戸惑いが先に立った人が多いのでは▼自分はと言えば、早朝の心地よい眠りが聞きなれないサイレン音で妨げられ、寝ぼけ眼でテレビをつけた。アナウンサーが読み上げる県名を聞きながら、長野や群馬が対象で、山梨や埼玉、東京都が入っていないのはどうしてなのかなと浮かんだが、この間ずっと身体はベッドの上だった▼多くの人は自分の周囲にミサイルが着弾するなどとは夢にも思わない。非現実的な出来事だけに、Jアラートの放送も現実感、緊迫感を持って受け取ることができない。テレビが「電車が止まるのは困ります」と街の声を伝えていたが、この程度の感覚が普通なのだろう▼政府はレーダー情報などで、日本に落下する可能性はないと判断し迎撃措置は取らなかったが、迎撃が必要な事態というのは戦闘状態に突入することを意味する。北朝鮮も脅し文句を並べつつ迎撃されないように発射しているのではないかと思うのは素人考えか▼日本が厳重抗議しても北朝鮮には馬耳東風だろうし、国際圧力をより強化して効果はあるのか。核にしてもミサイルにしても一度手にした技術を手放すとは思えない。国際社会も北朝鮮も納得できる解決策はあるのか。

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