自転車に魅力的な湖周へ 体験会と情報交換会

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諏訪湖畔を走るサイクリング体験会参加者=下諏訪町

自転車で楽しめる諏訪湖周の地域づくりを目指し、県諏訪地域振興局は9日、サイクリング体験会を湖周地域を回る約35キロのコースで実施した。自転車を使った観光の先進地域から関係者を招いた情報交換会も諏訪市のホテル紅やで開催。自転車利用者、愛好者を歓迎する地域づくりに向けた取り組みや住民の意識醸成について課題を探った。

県と湖周2市1町は昨年8月に湖畔に整備された現行のジョギングロードとは別に必要な場所に自転車道を整備し、湖周一帯に安全で快適な自転車の利用環境をつくるサイクリングロード基本計画をまとめた。整備、検討が進む中、完成後を見据えてサイクリングロードの効果的な活用を考えようと企画した。

体験会には19~80歳の21人が県内外から参加。旅館業で自転車を活用したまちづくりにも取り組む小口正史さん(27)=下諏訪町=の案内で諏訪市の諏訪湖畔公園を発着点とし、下諏訪町、岡谷市、諏訪市を巡った。下諏訪町の諏訪大社下社や旧中山道、岡谷市の花岡公園、諏訪市豊田の田園地帯なども走行した。

ホテル紅やに会場を移して開いた情報交換会では先進地の静岡県内でサイクルツーリズムを推進する3人をパネリストに迎え、参加した約30人が耳を傾けた。3人は諏訪湖周辺は「景色が良く、観光資源も多く、魅力にあふれている」などと評価。その半面で「路面状態が悪く、走りにくい」「自動車運転手の自転車利用者に対する配慮や意識は低い」とした。スポーツ自転車を留めるサイクルスタンドがほとんどない点を挙げ、「サイクルスタンドが充実していると、サイクリスト(自転車愛好者)を歓迎している地域という印象を受ける」とも指摘した。普及に向けて「影響力がある施設やサイクリストが利用する頻度が高いコンビニエンスストア、足湯から普及させてみては」という提案もあった。

体験会のコース設定、当日のガイドも担当した小口さんは「諏訪湖周の魅力と課題が見えてきた。案内役の担い手も少なく、発掘が必要。湖周地域の魅力を生かせる体制づくりを目指したい」と振り返っていた。

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