勇壮胸たたき 上社本宮で十五夜祭奉納相撲

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幣拝殿前の斎庭で勇壮な「胸たたき」を見せる神宮寺区の青年力士たち

諏訪市の諏訪大社上社本宮で15日、県無形民俗文化財の十五夜祭奉納相撲があった。地元の神宮寺区の青年力士が相撲踊りを奉納した。現存する全国の相撲踊りで唯一受け継いでいるとされる勇壮な「胸たたき」で境内を沸かせた。

奉納したのは大関の松木健さん(34)ら18~42歳の11人。鮮やかな化粧まわしを身に付けて幣拝殿前の斎庭で円陣を組み、独特の節回しの甚句を響かせた。

奥甚句、名古屋甚句を順に奉納し、ハイライトは相撲の攻めと守りを表すとされる関西甚句(胸たたき)。「トコドッコイ」と声を発して右足を踏み出し、全員が両手で胸や足を一斉にたたくと、見物客から拍手が沸き起こった。

神事後、大役を務めた松木さんは「たくさんの人に支えられて立派な奉納相撲ができた。感謝の気持ちでいっぱい。練習の段階から皆さんの指導で上達してきたので、その成果が出せたと思う」と振り返った。

地元保存会の高橋英樹会長は(51)は「全体練習を8月末から始め、きょうが一番の出来だった。いい奉納ができた」と話していた。

十五夜相撲は、上社の辻で神宮寺の若者が相撲を取っていたのが始まりとされる。1817(文化14)年の記録が最古で残り、それ以前のものは火事で焼失している。

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