夢に向け努力続けて 赤穂高で油井さん講演

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赤穂高での講演会で生徒の質問に答える油井さん

赤穂高校(駒ケ根市)は19日、宇宙飛行士の油井亀美也さん(47)=南佐久郡川上村出身=を招き、講演会を行った。2015年7~12月に国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した経験から「夢を追い続けること」と題し、目標に向かって努力を継続する大切さを語った。

油井さんは、ISS滞在中の貴重な写真や映像を映し出し、宇宙での活動や地球の魅力について話した。取り組んだ実験や船外のロボットアームを使っての作業、無重力空間での生活などを紹介し、夢を実現した142日間の滞在は「あっという間だった。美しい地球を見るたびに夢を諦めず頑張ってきて良かったと思った」と振り返った。

県立高校から進学した防衛大学校時代には、夢の実現とは違う方向に進んでいると気付き、「やる気を失って何事にも打ち込めない時期があった」とも。だが、先輩から「悩んでも今やるべきことを懸命やることで将来の可能性が広がる」と助言を受け、訓練や生活に前向きに打ち込むようになったと語った。

「目標を持つと人生が変わり輝いてくる」と夢を抱く大切さを強調した上で、自分の現状の能力を見極めて目標を定めるのではなく「素直に心に従い本当にやりたいことに取り組むべきだ」と助言した。理想との差があるのは当然で「その差を埋める努力を続けていくのが大事」と語り掛け、「夢を友人や家族に伝え、励まし、支え合うことが目標を実現する力になる」とアドバイスした。

生徒や一般の約780人が聴講した。3年の安井孝輔さん(17)は、航空や宇宙関係の仕事に就くことを希望しており、「油井さんから直接、将来は一緒に働こうと声を掛けてもらい感激した。目標を達成した油井さんが語る言葉に重みを感じた」と話した。

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