2017年10月03日付

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高齢者が運転免許を自主返納する動きが徐々に広まっている。県警によると昨年、県内で免許証を返納した65歳以上の人は5013人。前年より1096人増えたという▼茅野署は自主返納する高齢者に、自身も返納者の植松吉三さん(84)=茅野市=手作りのミニわらじストラップをプレゼントしている。「自主返納について考えてもらえれば」と植松さん▼高齢化が進み、自主返納する人が増えれば、地域の公共交通が果たす役目はますます大きい。諏訪、上伊那地方の各市町村では、運行バスの運賃割引や乗車回数券の交付など自主返納者に対する支援を行っている。思い切りが必要な自主返納の促進には支援策の拡充が欠かせない▼諏訪市は市内循環バスのダイヤと路線を1日から改正した。高齢者をはじめ市民の足としての利便性の向上に期待する。元気なうちはいいが、いつ誰しも身体的な事情などで車を自由に使うことができなくなるかもしれない。自分の問題として利用を増やすことが、きめ細かいルートや便数の増加といった今後の見直しに反映されると思う▼偉そうなことを書きながら乗車したことはなかったので、これではと体験的に乗ってみた。生活の中なら所要時間などの不便さを感じることもあろうが、神経を使って自分で運転せずに済んだり、乗用車より高い車窓からの眺めをのんびり楽しめたりと、車にはない良さを味わえた。

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