衆院選長野4区 前・新・元三つどもえ

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10日公示の衆院選で、長野4区から希望の党公認で元職の寺島義幸氏(64)が立候補することが3日決まった。民進党内で難航していた候補者調整は、旧民主党出身の寺島氏が長野3区から選挙区を変えることで決着した。これを受け4区は、出馬へ準備している自民党前職の後藤茂之氏(61)と共産党新人の毛利栄子氏(66)を含め、三つどもえの戦いになる見通し。流動的だった構図は公示1週間前になってようやく、6選を目指す前職に元職と新人が挑む形に固まり、各陣営は具体的な相手を想定した短期決戦に臨む。

寺島氏の出馬が決まったことを受け、後藤氏は「第三の政党の候補が出ることは十分考えられた。しっかりと自分のやるべきことをやる」と強調。「国民や有権者に対し、責任ある政策をしっかりと語り、実現するために頑張りたい」と決意を新たにした。

陣営は選挙戦の構図が固まり、「これで(選挙への)雰囲気が出てきた」。希望の党の小池百合子代表を念頭に「小池氏の『風』が4区まで吹くのかどうか」と注視し、「誰が出馬してもやることは同じ。気を緩めた方が負ける」と引き締める。4日には諏訪市で連合後援会の事務所開きを行い、士気を高める。

共産党諏訪・塩尻・木曽地区委員会の上田秀昭委員長は「野党共闘を壊し、結果的に自民党を利するだけだ」と厳しく批判。改憲などに関する考え方からも希望の党を「自民党の補完勢力」と断じ、対決姿勢を鮮明にした。

毛利氏も昨年7月の参院選で野党共闘によって民進党の杉尾秀哉氏(県区)を応援した人たちの思いに反するという見方を示し、「どんな人たちが支えていくのか」とけん制した。前回衆院選では民主、共産の2候補が自民候補の得票を上回っており、共闘の必要性を改めて強調。「野党共闘、市民との共同をさらに広げていく」とした。

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