県産花きを米国へ 現地バイヤー招き品質PR

LINEで送る
Pocket

諏訪市内のアネモネの栽培ハウス内を視察する米国のバイヤー

県は25、26の両日、県産花きの輸出拡大に向けた産地見学会を米国からバイヤー2人を招いて実施した。26日は諏訪市内のアネモネ生産者、花き生産者らによる株式会社フラワー・スピリットの茅野市内のラナンキュラス、トルコギキョウのほ場などを訪れた。

日本の花は海外の品評会で高い評価を受けており、主に富裕層向けのパーティーや結婚式向けの需要がある。県は県産花きの販路開拓先として海外市場への輸出にも取り組んでおり、今回は米国内陸部の都市からバイヤーを招いた。生産環境や生産者の品質管理に対する意識の高さなどを感じてもらう目的。県園芸畜産課によると、日本から米国への輸出量は年々増えているが、主な消費地はニューヨークやロサンゼルスなどの沿岸部の都市で内陸部は今後、取り引きの開始、拡大が見込める地域という。

訪問先のうち、諏訪市のほ場はJA信州諏訪が案内した。諏訪地方の気候の特徴、昼夜の寒暖の差の大きさが生む発色の良さなどを紹介した。栽培ハウス内を見て回ったミズーリ州セントルイスの女性バイヤー、ジェナ・ファールマンさんは「顧客は富裕層が多い。結婚式のブーケやコサージュなどに利用される。日本の花は注目されつつあり、今後のプロモーションしだいで大きく伸びるだろう」と話した。

市場関係者によると、日本産の花きは同国でも切り花として取り引きされ、フラワーアレンジなどに利用されるという。収穫から米国の発注者に届くまでに5日ほどかかるが、品質に問題はなく、流通経費を販売価格に乗せると、日本の市価の約2倍となるが、需要は拡大しつつあるという。

この日の見学会は諏訪、茅野両市内のほか、下伊那郡松川町でも実施。25日は千曲、上田両市で行った。

おすすめ情報

PAGE TOP