諏訪市防災行政無線デジタル化 1日本格運用

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防災行政無線を受信する子局(屋外スピーカー)が新設された諏訪中央公園

諏訪市は、市民に緊急の情報などを音声で伝える防災行政無線をアナログ式からデジタル式に切り替え、11月1日から本格運用する。これまでの設備は総務省の改正無線設備規則では2022年に使用期限を迎えるため、デジタル化して災害への備えを強化する。

防災行政無線(同報系)は1996年に設置し、これまでは親局の市役所から82カ所の子局(屋外スピーカー)に送信してきた。切り替えるデジタル波は障害物があると届かない特性があるため、電波を1回中継する再送信子局を2カ所、さらにもう1回中継する再々送信子局を1カ所設けた。

再送信子局2カ所のうち1カ所は豊田小学校に設置し、既存の子局にアンテナを取り付けて霧ケ峰方面をカバーする。もう1カ所は有賀峠頂上付近に新設し、そこから板沢に置く再々送信子局を介して板沢、上野、覗石、後山地区をカバーする。有賀峠と板沢には屋外スピーカーも設けた。

諏訪湖畔公園(湖岸通り)、諏訪中央公園(豊田)、中沖公園(沖田町)の3カ所に子局を新設した。既存の屋外スピーカーは全て交換。性能向上を踏まえて13カ所減らしたため、子局は合計74カ所になった。

市危機管理室は「屋外スピーカーの性能が上がり、一斉放送の際に音が反響して聞き取りにくかった部分の解消を図った」としている。

併せて移動系の防災行政無線を導入した。市役所を基地局として半固定型の無線20台を広域避難所や諏訪消防署などに設け、車載型の無線30台を市の公用車に設置。携帯型の無線55台を配備した。

2016年度から2年かけて工事した。整備工事費などは約7億7000万円。起債で対応し、うち7割は交付税算定の対象になる。

市は併せて年内に、デジタル波を受信する戸別受信機を市内90区に1台ずつ配備する方針。

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