中学で1カ月100時間超 県内教職員超過勤務

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県内小中学校と障がい児学級教職員の1カ月当たりの平均超過勤務時間が、前年度比1時間8分増の83時間20分に上ることが、県教職員組合が1日発表した勤務実態調査で分かった。中学校では100時間24分に及び、同組合は「厚生労働省が定める過労死危険性ラインの80時間を上回り、中学校では異常な状態」と訴えた。

今年6月19~23日にアンケート調査し、2692人から回答を得た。1カ月の超過勤務時間は小学校で平均78時間8分。33歳までの青年部に限っても全体で平均74時間4分。原因の7割以上は教材準備などで、同部はこれらが「さまざまな業務の中で時間外に追いやられ満足に時間が取れない実情が分かる」としている。

中学校では超過勤務の原因に部活動があり、4割を超える教職員が精選・縮小を求めている。今回の調査には、部活後に仕事をすると「午後9時、10時は当たり前。余裕がまったくない」との声も寄せられたという。

県教組の小林一久書記長は「教材研究など教職員として本来やりたい仕事が勤務時間内にできず、毎日のように3、4時間時間外勤務をしなければ回らないのが実情。慢性的な時間外 勤務解決には少人数学級の実現と教職員を増やすことが必要」と述べた。

正規採用ではない県費講師の超過勤務時間は、青年部の調査では小学校で71時間13分、中学校で98時間7分となって前年度から10時間以上増加しており、「教諭と変わりない勤務実態。いつ体調を崩してもおかしくない現状」とした。

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