井月ゆかりの地を吟行 春のマップ制作

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漂泊の俳人、井上井月(1822~87年)の足跡を訪ね歩きながら俳句を詠もう―と、伊那市教育委員会と「千両千両井月さんまつり」実行委員会は、「井月吟行マップ 春の伊那路」(A4判、両面刷り)5000部を制作した。昨年初めて制作した「夏の伊那路」に続いて2編目。井月にゆかりの深い同市美篶笠原周辺と富県の春から初夏にかけての吟行コースを紹介。井月の思いに触れながら俳句を楽しんでもらう。

毎年9月に同市内で開催の井月さんまつりや、3月に東京都内で開催の「井月忌の集い」(井上井月顕彰会など主催)の俳句大会投句者や俳句愛好者に、井月ゆかりの地で吟行してもらうことで、井月や伊那谷を知ってもらおうと制作した。井月の句碑や、井月が立ち寄ったり宿泊した家、桜の見どころなどを地図に示した。

笠原周辺のマップは「井月縁の清水庵と桜の笠原を歩く」。井月が選者となり多くの句が俳額に納められている清水庵から、中央アルプスを望む桜の名所「六道の堤」までの徒歩約1時間半のコースで、16カ所の見どころを紹介した。

富県のマップ「井月最後の旅路・富県を歩く」では、井月が頻繁に訪れて数多くの弟子が育った地―と説明。富県ふるさと館を発着点に1周約8キロのコースで、井月が宿泊した金鳳寺、井月が倒れて担ぎ込まれた門弟宅跡など11カ所を紹介した。

吟行マップは、俳句大会への投句を呼び 掛ける団体や昨年の大会投句者らに送り、市内の教育施設などにも置く。市教委は「吟行にいい時期なのでマップを使って楽しんでほしい」と呼び掛けている。

両地区は今月、マップを使った吟行を開催する。手良公民館主催「第15回吟行」は13日午後1時30分から、清水庵境内で。「富県ぶらり春の吟行」(実行委員会主催)は23日午前9時30分、富県ふるさと館に集合し、マップとほぼ同じコースを巡る。問い合わせは手良公民館(電話0265・72・2755)、富県公民館(電話0265・72・2318)へ。

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