2017年11月8日付

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人口減少時代の到来は労働力不足を生み、さまざまな住民サービスに影響を与える。コンビニエンスストア大手のファミリーマートが24時間営業見直しの検討を始めたという。一部店舗の営業時間を短縮する実証実験を実施する。深刻な人手不足が理由らしい▼コンビニ以外でも外食産業では営業時間を短縮する動きが広がる。個人的にも近所のスーパーが最近24時間営業をやめた。不便になった人もいるだろうが、働く人の確保の難しさや経費などを考えればやむを得ないのだろう▼市町村で課題になっているのが公共施設の老朽化だ。諏訪市では築30年以上を経過する公共施設の延べ床面積が約6割を占め、老朽化による維持費が増大している。将来にわたって現状のままでは維持できない状況だ▼建物だけでなく、道路や橋、上下水道の管路などインフラは範囲が広い。同市では人口減少に伴い水道料金や下水道使用料などの収入が減少する半面で、高度成長期に整備した水道管の更新や耐震化が大きな課題になり、水道料金の改定議論を始めている▼これまで当然だったサービスがそうではなくなりつつある。だとするならば、働き方を変えたり、公共の建物は「造る」より「使う」を重視したりと考え方を見直す必要がある。人口減少や施設老朽化への対応は便利さを追求してきた生活を振り返る契機。課題を乗り切るための知恵や工夫が試される。

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