上諏訪駅橋上化「慎重に判断」 諏訪市

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諏訪市は10日、庁内で研究してきたJR上諏訪駅の橋上化について、他の大型事業との優先度を検討しながら「慎重に判断したい」とする報告書を市役所で開いた駅周辺市街地あり方検討会の第7回会合で説明した。金子ゆかり市長は会合後、「駅周辺のありようをもう少し考える必要がある。(駅は)半世紀は使うので住民に愛されるものにしたい」と述べた。

会合で市都市計画課は、橋上駅には駅舎や陸橋などを線路上空に設ける「橋上駅」と、茅野駅のように駅舎機能は地上部分の上階に設けて陸橋などで出口をつなぐ「半橋上駅」があると説明した。

その上で駅改修案として(1)駅東西を結ぶ自由通路を新設した橋上化 (2)既設自由通路を利用した橋上化 (3)東口側に駅舎を新設した半橋上化 (4)西口側に駅舎を新設した半橋上化 (5)陸橋と自由通路を結ぶ改札新設 (6)既設自由通路側に駅舎を新築する―の6パターンを検討したと報告した。

橋上駅にすると駅前にスペースができて活用が可能になるとし、半橋上駅だと橋上駅より費用が抑えられると指摘。課題として規模や整備内容によって20億~50億円程度と多額の事業費が必要なことを挙げた。ロータリーが狭い東口側は駅前に広場を設けても十分な広さを確保できない可能性があるとした。

委員からは、市が柳並線の諏訪湖畔への延長を検討している西口側はまちづくりの発展性が見込めるとし、西口の活用法を考えて整備する必要があるとの意見が出た。「駅は何十年も使うのでビジョンが必要」との声もあった。

金子市長は、高齢社会を踏まえ、駅と目的地を結ぶ二次交通のあり方などを含めて検討が必要との認識を示した。

今後、市は庁内で検討を継続。市長は、方向性が出れば市民の意見を聞く場を設けたいとした。

駅橋上化をめぐっては、2016年7月の同検討会の会合で市長が研究の開始を表明。市はJRと協議し、橋上化された広丘駅(塩尻市)などを視察して検討してきた。

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