茅野市長と諏訪東理大生 初の「まち懇」

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懇談で学生の意見に耳を傾ける柳平千代一市長(左)

茅野市長と市民が行政課題を語り合う「まちづくり懇談会(まち懇)」は13日、初めて諏訪東京理科大学の学生を対象に同大学で開いた。参加した22人の学生から、通学や買い物の不便さ、老朽化した道路の危険性など手厳しい意見が相次ぎ、「学生の視点」でまちづくりが進まなかった現状が改めて浮き彫りになった。

柳平千代一市長は、「人口減少や少子高齢化で労働力不足や地域コミュニティー活動の停滞、生活の孤立化などが想定される。支え合う仕組み作りが必要になる」と地域社会の課題を説明し、茅野市の印象や諏訪地域への就職、将来の目標、社会参加に関する学生の意見を聞いた。

今春入学した群馬県出身の男子学生(20)は「茅野市は本当に不便。坂がきつい、路面が汚くて危険。若くて車のない僕らには暮らしづらいまちで、週末に出掛けたくてもバスは動いていない。マイナスをゼロにする話しが(市長から)具体的に見えない」と訴えた。柳平市長は「分かっているけど難しい問題もある。どこからやればいいか提言して」と要請。学生はすぐさま街灯の設置を促した。

ショッピングモールなど気軽に出掛けられる場所を求める発言もあった。学生の大半が出身地に戻る意向を示し、生活拠点としての同市の評価は総じて低かった。一方、市が駅前に来年3月開所予定のコワーキングスペースについては「先々月起業した。利用したい」と話す学生がいた。

まち懇は市内10地区を中心に巡回開催。同大では、第5次総合計画に若者の意見を反映し、連携を強める狙いで実施した。10年前の前期計画策定時に学生と対話していなかったことを指摘され、柳平市長は「大いに反省しないといけない。社会基盤の欠点を指摘してくれた。安全安心面で街灯は大きな要素だ」などと語り、定期的に学生と対話する意向も示した。

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