豊かなむらづくり全国表彰 山室が農水大臣賞

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大臣表彰を喜ぶ代表理事の大塚さん(右)ら山室のメンバー

伊那市高遠町山室の農事組合法人「山室」が、農山漁村における優良事例を表彰する「豊かなむらづくり全国表彰」で農林水産大臣賞を受けた。代表理事の大塚治男さん(60)、初代代表理事の伊藤忠彦さん(78)、理事の藤綱史樹さん(49)が17日に市役所を訪れ、白鳥孝市長に受賞を報告。「山室が農村として未来永劫存続できるように、農地を守る大切さを姿で示していきたい」と話した。

同法人は2005年に設立し、地元農家から託された農地で水稲、そば、麦、ブロッコリー、ズッキーニ、トマトなど多角的に栽培。当初13ヘクタールだった経営面積を20ヘクタールまでに増やし、地域の担い手として成長している。

組合員は40戸とJAで構成し、地区の約半数が加入する。契約栽培などで経営の安定化も図るほか、育てた酒米で地元酒販店や酒蔵と連携して地酒「やまむろ」を商品化。JAや普及センターと連携して新規就農研修生も受け入れ、都市部との交流や販路づくりにも力を入れる。

「昔ながらの原風景が心に染み渡る地域。その底力を理解してもらえるよう活動を続ける。100年先も育苗して種をまき、収穫できれば地域は存続する」と大塚さん。自身法人発足の年に東京から山室に移った初代の研修生だが「農地を守ってきた先人の努力で、移り住む人も増えている。受賞は地域の素晴らしさをアピールする源。地域貢献度の高い作物を作り、都市部で販売する道筋を整えたい」とさらに意欲を燃やす。

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