2017年11月23日付

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議場という慣れない場所での一問一答に緊張感が漂う。「暫時休憩いたします」。議事を中断する際の議長役の女性の言葉のぎこちなさもご愛嬌。質問役、答弁役それぞれが準備した原稿をもとに議論が続いた▼有志メンバーでつくる「女性100年会議@諏訪」が今月開いた女性の模擬議会。議場には10代からシニアまでの35人が座る。質問者は10人で起業への支援、子どもの教育、生ごみ減量対策、女性の学びの場の確保など幅広く聞いた▼7月からワークショップを開いて準備してきた。取り上げられた課題は「女性視点」だったが、もちろん男性も関わらないと解決しない課題ばかり。暮らしやすい社会にするための提言も多く、刺激を受けた▼10月の衆院選では当選者465人のうち、女性は47人。割合は10・1%で選挙前の9・3%から微増にとどまった。北海道11区で初当選した石川香織氏は、幼児2人を育てており、家族の支援や保育園がなければ政治活動と子育ての両立は難しい―と指摘する。地方議会では議員のなり手不足が深刻化。諏訪市議会の2015年市議選は告示直前にようやく定数15を超えて選挙戦になった。育児中の女性を含め出馬しやすい議会の形も求められる▼模擬議会に参加した人たちからは「良い経験になった」との声が聞かれたが、メンバーの目標は思いを形にすることだという。今後の動きにも関心を寄せたい。

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