4年目で最多人数 南アルプス結ぶジオライナー

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南アルプス玄関口の伊那市市長谷の仙流荘とJR茅野駅(茅野市)を結び、伊那市が夏から秋にかけて運行する「南アルプスジオライナー」の今年の乗車人数は前年比15・7%増の522人で、運行4年目で最多となったことが27日、市のまとめで分かった。1日平均乗車人数も10・24人で前年比1・04人上昇した。仙流荘とJR木曽福島駅を結び2年目の「パノラマライナー」は、前年より1日平均乗車人数が減ったが7、8月は前年を上回った。

ジオライナー、パノラマライナー共に、大都市圏から訪れる登山者や観光客の利便性向上を図り、山岳観光の振興につなげようと実施。ジェイアールバス関東に委託して7月15日~11月5日までの土・日・祝日(7月29日~8月16日は毎日)に運行した。

白鳥孝市長は27日の定例会見で「公共交通機関の乗り継ぎが良く、山に入るのに便利だと好評。山岳観光は人気で今後も利用者の増加が見込める。関東、中京、関西圏に来年以降もプロモーションを展開したい」と今後の運行にも前向きな姿勢を示した。

1日1往復のジオライナーの乗車人数は7月が前年同月比19・6%、8月が14・7%、9月は75・9%、11月は2・4倍と軒並み好調。天候が悪化した10月は減少した。

昨年は7~8月の試験運行だったパノラマライナーは今年、1日2往復に増便して本格運行。期間中に395人が乗車した。前年の1日平均乗車人数8・30人に対して今年は7・75人と減少。ただ7月は8・25人(前年同月比0・54人増)、8月は10・25人(1・69人増)だった。

市が伊那市観光に運営を委託する山小屋利用者は天候の影響などで2割ほど減っているが、南アルプス林道バスの乗客数も前年に比べて1990人増加した。各バスの利用動向について市長は「日帰りや山登り以外の山容を楽しむ人などの乗車もあるのでは」と分析。その上で「登山ブームは続いており、安全対策や交通手段を発信して利用を促進したい」と話した。

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