2017年12月19日付

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中島副知事と大学生らとの懇談会を締めくくった言葉は、女子学生の「長野県も捨てたもんじゃない」だった。学生たちは、県の支援で県内企業の海外事業所でインターンシップに参加、現場研修をし、その報告に訪れていた▼学生たちは、県内企業の印象を、「視野が狭くて、外に出ないというか縦社会のイメージがあった」。現地の海外スタッフや日本人スタッフの姿から、海外で働くことの大変さや自分に何が必要かなどを感じ取り、イメージも変化した、と話した▼「捨てたもんじゃない」発言の学生は、精密加工企業のベトナム事業所での体験を「やりがいのある職場で、感動のある職場だった」と振り返った。国際コミュニケーションを学んでいるとして、「グローバル化に対応できる人材になりたい」と、将来の希望も話した▼後で聞くと、彼女が感じて帰ってきたのは、県内企業の底力だ。現地工場では古い型の機械を使っていた。でも、その加工レベルの高さに驚いた。そして「最先端の機械を使った日本での仕事は、どれほどのレベルだろうか…」▼別の学生は、文化の違う現地スタッフと連携、協力することの難しさや、技術の奥深さ、可能性も肌で知った。そこでは「まだまだ研究の余地がある。自分は必要とされている」と感じた。実際に現地を見聞きして自身を見つめ直すと、周りの見え方も一緒に変わることを教えてくれている。

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