トム・ソーヤーコン 長谷中3年が文科大臣賞

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栽培した内藤とうがらしと加工品のラー油を並べ、文部科学大臣賞の受賞を喜ぶ長谷中3年生

内藤とうがらしで古里を元気にしようと、伊那市長谷中学校の3年生10人が行うプロジェクト「中学生にできる地域おこし~伝統野菜で長谷をHOT(ホット)に」が、学校・団体の優れた自然体験企画を対象とする「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」で、学校部門の最高賞・文部科学大臣賞を受けることが決まった。地域住民を巻き込みながら栽培し、ラー油や一味唐辛子への加工にも挑戦する10人。受賞を喜び、卒業までの間に「何とか(加工品の)販売までこぎ着けたい」と決意を新たにしている。

同校伝統のパンジーの苗配布に取り組む中で、「人が少なくなり、空き家が増えてきた」と感じたことが始動のきっかけだ。高齢者が元気になることが地域のためになると考え、伝統野菜の内藤とうがらしに着目。高齢者の雇用にもつながる6次産業化を目指して、地域に栽培や名産品化を呼び掛けた。

今年3月に種をまいて苗まで育てると、内藤とうがらしで長谷を真っ赤に、長谷を熱い地域にしたいと熱い思いを伝えながら住民に配布。農協施設や郵便局にも苗を置いてPRした。収穫後はラー油や一味に加工し、赤と緑のクリスマスカラーを生かしてリースも作った。

審査では「地域おこしに貢献した情熱的な活動」と評価された。表彰式は来年1月27日、カップヌードルミュージアム横浜で行われる。副賞100万円の一部を活用し、加工に欠かせない製粉機の購入も検討したいという。

クリスマスの25日に受賞の知らせを受けた生徒たち。片山清葉さん(15)は「これが始まり。販売までには壁があるが、皆で突き破って卒業までに実現したい」と全員の思いを代弁し、担任の田中祐貴教諭は「たった10人で大きな可能性を示してくれた」と賛辞を送った。

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