2017年12月28日付

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諏訪東京理科大学の研究室と駒ケ根工業高校情報技術科の生徒たちが取り組んでいる農業用園芸ハウスの管理に情報通信技術を活用するシステムの開発は、携帯端末からハウス内の機器を制御する実験の段階に入っている。既にスマホでハウス内の温度や湿度、二酸化炭素濃度などが確認できる状態になっており、そのデータを見ながら施設内の機器を自在に動かせる日も近そうだ▼IoT。ようやく聞きなれて、何となく理解できているつもりだが、数年前は「『Internet of Things』の略で、アイオーティーと読み、『モノのインターネット』という意味」と説明されてもピンとこなかった。この実験でもセンサー機器や駆動装置、電子機器がネットワークを通じてつながり、相互に情報交換をする仕組みができようとしている▼実験中のハウスでシステムの確認作業をする技術者の会話が聞こえてきた。「13番が1、14番と15番は0、16番は…」。そう、電気はオンかオフだ。複雑に見える制御の技術も0か1の組み合わせなのかと改めて思う▼効率化や利便性が期待され、集積される膨大なデータを使ったサービスや新しい仕事が生まれてくる可能性もある。ただ、何でも機械的にオン、オフで考える冷たい世の中にはなってほしくない▼そうならないようにするための仕組みもまた、オンとオフでつくられていくのかもしれないが。

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