高い利便性 小黒川スマートIC開通3カ月

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9月に開通し、出足順調の小黒川スマートIC

伊那市西町の中央道小黒川スマートインターチェンジ(SIC)は9月30日の開通から3カ月が経過し、上下線合わせた1日の平均利用台数は10月、12月(24日まで)が約1600台、11月は約1700台だったことが、ネクスコ中日本(中日本高速道路)のまとめで分かった。当初見込んだ利用台数1600台と同水準から上回る状況で推移。SICによって中央道が近くなった市街地の事業所などからは「利便性が高まった」との声も聞かれ、今後の開通効果拡大に期待も掛かる。

県内5カ所目で南信地方では初のSIC。14億8000万円のうち4億円を市が負担した。ETC専用(車長12メートル以下対応)で1日当たり上り900台、下り700台の利用と見積もり、企業誘致や観光振興の促進などを期待して整備した。

伊那市の工業団地では相次いで企業進出の動きが出ているが、市産業立地推進課は「企業は中央道を介して物流しており、アクセスの良さは立地する上での大きな判断材料。実際に小黒川SICが伊那市への進出を加速させる一助になっている」と説明。手持ちの用地が乏しくなっていることも踏まえて「今後の候補地選定では、SICも含めたインフラメリットを考慮していくことになる」と話す。

同市西春近のスキー場「中央道伊那スキーリゾート」は、従来もインターから15分のアクセスの良さを宣伝してきたが、小黒川SIC開通を受けて「高速降りてたったの8分」とホームページなどでも大きくアピール。担当者は「まだオープンから間がなく検証はできていないが、メリットは大きい。お客さまにとって山道などを走らなくていいという安心感につながり、印象も違う」と今後の入り込みにも期待する。

かんてんぱぱガーデンを運営する伊那食品工業は、パンフレットなどの地図に小黒川SICを掲載。「数字には出ていないが、お客さまからは反響もある。社員の出張など移動時間の短縮にもつながっている」とした。

市内で宿泊施設などを運営する伊那市観光は、高遠町の春の観桜期に向けた効果に期待。関係機関と連携しながら誘客に向けて取り組んでいく考えだ。

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