グローカル学んで 上農高へ自著60冊寄贈

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生徒代表に本を寄贈する伊藤さん(左)

宮田村教育委員で元神戸大学大学院農学研究科教授の伊藤一幸さん(68)=同村北割=が9日、編著の書籍「エシカルな農業~未来のために今すべきこと 神戸大学と兵庫県の取り組み」(誠文堂新光社)60冊を、上伊那農業高校(南箕輪村)に寄贈した。贈呈式は同校の3学期始業式に続いて行われ、生徒を代表して図書委員会が受け取った。

第1体育館で行った贈呈式では藤江明雄校長からの紹介を受けて伊藤さんが登壇。伊藤さんは本を手に思いを語り、「上伊那農業高校には4月からGL(グローカル=世界規模の視野で地域をより良くするために足元から行動する)コースができるが、私たちは大学でそんなことを実践してきた。未来のためにしなければならないことで、読んできっと役に立つ」と呼び掛けた。

編著書では、地域農業の発展に向けた神戸大学と兵庫県のエシカルな(環境や社会に配慮した)取り組みを紹介。土づくりや作物生産、農産物の品質管理、販売に至る総合的な観点で実践した取り組みが具体的に記されている。生徒代表の小田切彩音図書委員長は「読ませていただき感銘を受けた。課題研究の手本として役立てたい」と礼を述べた。

寄贈された書籍は同校図書館に置くほか、農業科の授業で活用する。同校は来年度の入学生から学科改編され、生徒たちは地域との協働で地域の課題に取り組む探究的な活動によって、活力ある伊那谷のデザインに挑戦していく。寄贈図書について同校では「新しいコースで地域と取り組んでいく中で参考になる事例が満載で役に立つ」と歓迎している。

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