熊本地震へ救援物資 伊那、駒ケ根市提供

LINEで送る
Pocket

熊本、大分両県で相次ぐ地震で、県と県内77市町村が連携する「県合同災害支援チーム(チームながの)」は20日、食糧や飲料水などの救援物資を熊本市へ送った。上伊那地方からは第1陣となり、今回は伊那市と駒ケ根市が物資を提供した。

チームながのの協定に基づき、県下10圏域ごとに支援。上伊那は両市が備蓄するアルファ化米(乾燥米飯)1万食と飲料水1200本(500ミリリットル)に加え、養命酒製造駒ケ根工場(駒ケ根市)から無償提供を受けた飲料水1万本余(500ミリリットル)を用意した。

詰め込み作業を行った伊那市の旧伊那消防署には諏訪地方と木曽地方からの物資も寄せられ、県トラック協会の要請を受け上伊那地区輸送協議会が用意した10トントラックに積載。各自治体の職員らが協力し、手際よく段ボールを積み込んだ。諏訪、木曽地方を合わせた物資はアルファ化米1万5430食、飲料水約1万1200本などになった。

救援物資は各市町村が協力を申し出ており、今後も被災地の状況や要請に合わせ、県が調整しながら支援していく。

伊那市危機管理課は「現地では支援物資が十分に行き届いていないとも聞いている。少しでも早く被災者の元に届き、役立ててもらえれば」と話していた。

駒ケ根市の養命酒製造駒ケ根工場が提供したのは養命酒の仕込みに使用するミネラルウオーターで、「養命水」の名称で販売もしている。中央アルプス山麓の地下150メートルからくみ上げた極軟水で、赤ちゃんのミルク用にも最適という。

同社では2011年の東日本大震災や県北部地震の際にも支援物資を提供しており、大森勉工場長は「困っている方のお役に立つことができれば」と期待。今後、さらに1万本の飲料水を熊本県高森町と災害時の相互応援協定を結ぶ下伊那郡高森町に提供する方針だ。

おすすめ情報

PAGE TOP