東西「春近」大空で交流 子ども凧揚げ大会

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天竜川河川敷で思い思いに空へ凧を揚げる参加者

伊那市西春近の天竜川河川敷を新しい交流の場にしよう-と「春近子ども凧揚げ大会」(同実行委員会主催)が27日、三峰川合流地点周辺の同河川敷で行われた。河川敷の有効活用につなげるとともに、対岸の東春近との交流イベントを再開するために初めて企画した。両地区の小学生がデザインした多くの凧をはじめ、連凧や大凧が風を受けて大空を舞った。

河川敷は2013年、国土交通省中部地方整備局が整備。翌年から、同省の河川協力団体に指定された西春近自治協議会が定期的に草刈りを行ってきた。天竜川上流河川事務所(駒ケ根市)によると、13年以降は伊那市消防団の水防訓練などで数度使われただけで、ほぼ利用されていなかった。

市商工会、西春近青少年育成会、各地区の小学校PTAと同窓会、同自治協会などで組織する実行委は昨年11月、凧揚げ大会を計画。同事務所に使用許可を受け、準備を進めてきた。

両地区は以前、毎年恒例のイベントを地区境の天竜川に架かる旧殿島橋で行っていたが、06年7月の豪雨災害で橋が崩れたため中止に。住民が再び交流できるイベントを考え、西春近北、西春近南、東春近の3小学校に参加を呼び掛けた。

この日は、児童と保護者、実行委員ら約150人が集まった。児童は漢字やキャラクターの絵などを描いた凧を持ち寄り、実行委は「西春近」「東春近」と書いた2枚の大凧(縦1・35メートル、横1メートル)や最多で約40枚の凧がつながった連凧を用意した。

電線がなく、面積約2万3000メートルの広い平地を、子どもも大人も走り回りながら、「揚がれ、揚がれ」と凧を空へ。父親と参加した東春近小1年の織井美都さん(7)は「くいっ、くいって糸を引っ張るとうまく揚がる。いっぱい揚がって楽しい」と夢中で糸を操った。

参加者は無人小型機ドローンで上空から集合写真を撮影したり、振る舞われたココアやスープで暖を取ったりした。

唐木一平委員長は河川敷を駆け回る参加者に目を細め、「災害以降はイベント会場が使えず、なかなか交流の機会がなかった。今後は計画期間を長くし、もっと多くの人が参加できるようにしたい」と話した。

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