助産師の川手さん 来月ネパールへ

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ネパールでの活動について意見を交わす川手さん(右から2人目)

安心安全なお産につながる知識や技術、寄り添いの心を身に付けてもらおうと、駒ケ根市福岡の幸助産院院長で助産師の川手幸子さん(72)が来月、同市が国際協力友好都市提携を結ぶネパールのポカラレクナート市(旧ポカラ市)を訪問する。現地の病院で助産師や看護師に対し保健指導を行うほか、出産の症例研究なども行い意見を交わしたい考えだ。 

駒ケ根市民でつくる「ネパール交流市民の会」が、国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業で取り組む「ポカラ市北部における住民参加型地域保健活動を軸とした持続可能な母子保健プロジェクト」の一環で派遣。川手さんの派遣は2016年11月に続き2回目になる。

川手さんは来月22日~3月6日の日程でポカラレクナートへ。市民の会が支援するカスキ郡立母子友好病院で、前回に続き川手さんが発案した「川手式乳房マッサージ」の技術を教えるほか、産前産後の生活や食事、乳児の健康状態の把握などといった保健指導を行う。前回の訪問では十分伝えられなかったという、出産の際の母子のケアについても助言する。

26日にはインターネット電話を使い、現地スタッフを交え事前の打ち合わせ。現地の症例や課題などについて寸劇などで分かりやすく対処法を伝えることや、経験を力にするために、個々の出産についての記録や検証を行うよう提案するアイデアなどについて意見を交わした。

同事業プロジェクトマネジャーの北原照美さん(49)は「川手さんの指導は分かりやすく好評で、明るい人柄もあり人気が高い。医療に頼り切らない豊かな経験と技術は医療や設備が未発達な途上国に適しており、今回も安全で安心なお産につながる知恵を伝えてほしい」と期待する。

川手さんは「現地は設備などが不足している面はあるが、優しい人たちで、病院も含めてこちらが示したアイデアを積極的に採用してくれた。今回はお産の面にも力を入れ、母親の産む力、赤ちゃんの産まれる力を支える『寄り添うお産』について一緒に考え、力になれたらうれしい」と話している。

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