「家庭で温泉暖房」2割 諏訪市水道局

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諏訪市水道局は、一般給湯で温泉を使う家庭を対象に実施した「温泉利用及び温泉利用暖房設備に関するアンケート」の結果をまとめた。入浴以外にも温泉を利用している家庭は87.5%(307件)に上る一方、市が推進する温泉活用の一環で暖房として使う家庭は23.4%(82件)にとどまった。温泉契約者の減少に歯止めをかけ、新規契約者増につなげる手だてが引き続き課題になっている。

温泉の暖房利用の有無を尋ねる設問では「利用していない」が68.1%(239件)、「無回答」が8.5%(30件)だった。温泉暖房の設備に関する回答サンプルは少ないが、市はビニールホースをこたつに入れて、温泉を引き込んで暖める家庭が多いのでは-と推測。利用者からは「やわらかい暖かさで気持ちよい」「電気代や燃料代の節約になる」といった利点が挙がった。

市内では一般販売の温水利用暖房設備に温泉を活用している例もあるが、温泉成分の影響か5年程度で故障する場合もあり、あまり普及していない。市はアンケートで温泉暖房を取り入れている家庭を把握。こたつの下に管を置いて温泉を流したり、温泉専用のストーブを導入したりしている5件の取り組みを市ホームページで紹介している。

市内の一般給湯の契約件数は1992年度の2611件をピークに減少し、2016年度末では約1800件にまで落ち込んでいる。市によると、高齢化で家庭での維持管理の大変さなどが挙げられる。温泉料金の負担感や若い世代の温泉離れといった理由もあるとみられる。

水道局営業課は「温泉の普及を図り、契約件数の減少を食い止めたい」としている。

アンケートは昨年10~12月に実施し、温泉契約する家庭から無作為抽出した845件のうち41.5%に当たる351件から回答があった。

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