大地震教訓に正しく防災 前気象庁長官が講演

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約250人の参加者を前に講演する西出前気象庁長官

県地震対策強化地域連絡協議会上伊那・木曽ブロックは4日、地震防災講演会「地域で始める自主防災のヒント」を伊那市役所で開いた。関係する地域の自主防災組織や消防団などから約250人が参加。前気象庁長官で県防災総合アドバイザーの西出則武さんと、避難所・避難生活学会理事の水谷嘉浩さんの講演を聞き、地域でできる防災対策を考えた。

西出さんは「近年の地震の教訓に学ぶ~正しく怖れ、備えるために」をテーマに講演。最近起こった地震の特徴を説明し、知ってほしいこととして▽活断層ではいずれ大地震が発生する▽隣接地域に引き続き発生することもある▽大地震の後にさらに大きい地震が発生することもある▽震源は点ではなく、地震が大きいほど震源は大きい―などを挙げた。

30年以内の地震発生確率が13~30%と、国内でも非常に高率となっている糸魚川―静岡構造線断層帯の中北部で想定される最大規模の地震(マグニチュード7・6程度)が発生した場合に、伊那市付近の震度は5強~6弱になると予想。「5強なら、努力すれば被害を防げるので何かした方がいい。伊那谷断層帯で最大規模の地震が起こっても伊那市付近の震度は5強~7で、糸魚川―静岡構造線断層帯で地震が起こったときの態勢が取れていれば、もし起きたときにも役に立つ」と述べた。

水谷さんは「避難所の景色を変える!~災害関連死を防ぐ取り組み」をテーマに語り、避難所の在り方について課題を提起した。

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