2018年2月28日付

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エネルギー資源に乏しいと言われる島国「日本」。高度に発達した文明社会に生きるわれわれにとってエネルギーはなくてはならないものになっている。わたしたちは電化製品によって豊かな暮らしを送ることができ、電気のない世界は想像もつかない▼東日本大震災以降、日本ではエネルギー自給率の低下、電力コストの上昇、CO2排出量の増加などの問題に直面している。2015年度のエネルギー自給率はわずか7・4%で、供給構成をみると9割近くを化石燃料に依存しているのが現実だ▼震災以降、大きな注目を集めてきた再生可能エネルギー。特に太陽光発電は全国各地で急速に事業化が進められた。その背景には、電力会社に再エネで発電された電気を一定期間、固定価格で買い取ることを義務づけた「固定価格買取制度」があると言われる▼しかし太陽光発電は開発を急ぐあまりに住民とのトラブルも絶えない。買取価格も10キロワット以上2メガワット未満の小中規模発電で現行21円から18円に引き下げられることが決まっており、補助金頼みの事業は終焉を迎えると言われている▼風力や地熱などの新エネルギーの活用も研究されてはいるが、導入は進んでいないのが現実。自然エネルギーの活用は、資源に乏しい日本にとっては極めて重要な課題。今の生活を維持するには、一人ひとりがエネルギー問題と正面から向き合って考えることが必要だろう。

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