ボルダリングで東京五輪 長谷小児童が体験

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ボルダリングを体験する長谷小の児童

伊那市は2月28日夜、同市長谷の宿泊日帰り入浴施設・仙流荘で長谷小学校の児童を対象にした「スポーツクライミング体験教室」を開いた。1~6年生7人が参加。施設に設置されている人工壁のクライミングウオールを使い、ボルダリングやリードクライミングを楽しんだ。

人工壁は、長谷出身の故渡辺英雄さん=享年64歳、愛知県春日井市=の遺志金により、2015年に日帰り入浴施設の玄関ホールに設置。幅3メートル、高さ6メートルで、傾斜角度は110度。手前に反り返った構造になっている。壁面には手足を掛けるさまざまな形状のプラスチック製ホールド(突起)170個があり、同じ色のホールドを使うことで難易度が変わり、初級者から上級者まで楽しめるという。

一般を対象にした体験教室は開いてきたが、「地元の子どもたちに山岳スポーツに親しんでもらいたい」と同小児童を対象にした体験教室を初めて企画した。

教室は南アルプス北部地区遭難防止対策協議会のメンバーでもある市職員や保護者が指導。子どもたちはヘルメットと安全帯のハーネスを身に付け、同じ色のホールドを探しながら上部のゴールを目指した。体験した長谷小6年の女子児童は「3回目の体験だが、徐々に上まで登れるようになった。少し怖いけれど、上からの眺めが気持ちいい」と笑顔を見せていた。

指導した伊那市観光の馬場浩祥さん(39)は「南アルプスの麓に住んでいる子どもたちに、山の魅力や山岳スポーツの楽しさを知ってほしかった。体験した子どもたちの中から2020年東京五輪に出場するような選手が育ってくれたら」と話していた。

同小の体験教室は2、3日にも行われる。

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