山と谷の風景美術館で誘客 上伊那版DMO

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新たな観光推進組織「上伊那版地域連携DMO」の検討会・報告会は2日、伊那市内で開き、10月のDMO設立に向けて観光誘客の重要な要素となる上伊那のブランドコンセプトを「山と谷の風景美術館~2つのアルプス彩の谷の物語」にすると決めた。3つのテーマやターゲット層を定め、観光地域づくりや誘客事業に取り組む=参照。滞在型観光やインバウンド(海外誘客)の促進により、地域経済の活性化や持続可能な地域づくりを目指す。

500~3000メートルの標高差による四季折々の風景や風土、文化などを地域の魅力や価値ととらえ、「伊那谷の縦と横のどこを切り取っても絵画のように見える風景」をコンセプトの中で表現した。

誘客のターゲットは、日本らしさの体験を求める外国人と、女性を主とした10~30代の国内若年層に設定した。国際空港からの時間距離が短縮する「リニア時代」を見据えたほか、観光から移住定住へのステップを狙う。女性にはSNSなどによる「情報発信力」に期待する。

これまでの方針通り、上伊那観光連盟の発展的解散により、一般社団法人として地域連携DMO「信州伊那谷・上伊那観光局」(仮称)を立ち上げる。設立日は10月1日に内定した。民間6人を含めた8人で理事会を構成。滞在周遊商品の企画販売や情報一元化を担当する部会と、海外誘客や二次交通の検討などを担う部会を設け、両部会での検討結果を基に戦略会議で事業や予算案を組み立てる。

会には上伊那8市町村の首長や観光、商工団体などの代表が出席。講師を務める日本版DMO推進研究会顧問の清水愼一さんは、「千年のかくれんぼ」「日本一の星空」といったブランドコンセプトの成功例を挙げ、「上伊那のイメージを固着させて観光客に来てもらい、あちこちへ誘導してほしい」と地域一体の取り組みに期待を込めた。

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