伊那小6年忠組の天竜 よさこい青龍が継承

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児童からオリジナルの踊り曲「天竜」の振り付けを学ぶ小松さん(右)

伊那市の伊那小学校6年忠組が総合学習で取り組んだよさこい踊りで完成させたオリジナルの踊り曲「天竜」を、同市を拠点に活動するチーム「伊那よさこい青龍」が継承することになった。青龍のメンバー3人は9日、同校を訪問し、子どもたちから振り付けや表現をじかに学び、踊り曲に込められた思いも引き継いだ。

引き継ぎは踊り曲を6パートに分け、順番に行った。イントロ(導入)部分では、「ここは全体的に平和的なシーン。魚を釣ったりする場面です」と児童ら。青龍のメンバー一人に児童数人がついて、動きを伝授した。

38人の児童が、自分たちだけの「忠組よさこい」が欲しいと考えたのは5年生の頃。天竜川の民話「てんりゅう」を題材に、音楽制作会社に依頼して作った大曲が「天竜」で、児童たちは振り付けを考え、民話の情景を形にしてきた。踊りの指導役で関わりがあった同チームは、今年2月に行われた集大成のよさこい祭りで「天竜」の迫力に感動。卒業する子どもたちに代わって踊り曲を踊りつなぎたいと申し出た。

伊那よさこい青龍は3年目の若いチームで、約40人が所属している。代表の小松恵さん=同市高遠町=は「進学などで古里を離れた子どもたちが帰ってきたときに、よさこいの楽しさを思い出せるように。私たちが大切に残す」と思いを語った。

踊り曲作りに積極的に関わってきた池上司諒君(12)は「大事にしてきた曲だから、本当は渡したくない。でも受け継いでくれる人がいないと消えてなくなってしまう。そう思って賛成した」と打ち明けた。鈴木崇晃教諭は「よさこい祭りで終わりになるはずだった踊りが、こういう形で残った。振りを身体で覚えた子どもたちが大きくなったとき、青龍さんの踊りの輪に入ることがあるかもしれない」と将来を思い描いていた。

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