日本ピスコが取得 岡谷市のオリンパス跡地

LINEで送る
Pocket

空気圧機器製造の日本ピスコ(岡谷市長地出早)は22日、同市長地柴宮のオリンパス旧岡谷事業所跡地を取得したと発表した。本社工場を移転拡充し、伊那工場(南箕輪村、箕輪町)を含めた生産能力を増強することなどが目的。山崎清康代表取締役会長兼CEOは「生産能力の拡充が必要な中、創業の地で継続的な事業を展開していく」と述べた。

同社によると取得は2月26日で、面積は約2万1150平方メートル(約6400坪)。新たな本社工場は来年着工し、2020年中の完成、稼働を目指す。用地の取得費を含め、総投資額は「約40億円前後」。「本社機能に加え、現在の本社工場と伊那工場の生産部門の移転拡充を図る」とし、生産能力は台湾と韓国の海外工場を含め国内外で1・5倍程度増強する。

本社工場で会見した山崎会長は、半導体製造装置をはじめ工作機械などさまざまな分野で受注があり、「生産能力の拡大が必要」と説明。オリンパス跡地の取得は、「岡谷の製造業のシンボルだった場所」とし、「製造業の集積地である岡谷で相乗効果も期待できる」と述べた。本社工場の移転については「創業の地で積極的な事業展開を図る」として、「岡谷市内」にこだわったことも明らかにした。

山崎会長と共に会見した清水義文社長は、「4年ほど前から本社工場の移転拡充を検討してきた」と説明。「現在の本社工場周辺は道が狭く、4トントラックの乗り入れでも近隣の住民に迷惑をかけてきた」(山崎会長)といい、「(オリンパス跡地は)国道20号に面していて物流面でも便利になる」と述べた。移転後の現在の本社工場については「利用方法も含めて現在検討中」(清水社長)としている。

日本ピスコは1976年設立。資本金は4億8856万5000円。従業員は単体で350人。昨年9月決算の売上高は158億円。国内の生産拠点は岡谷市の本社工場のほか、南箕輪村に伊那第一、伊那第二、伊那第三(一部箕輪町地籍)、箕輪町に伊那第四の四つの工場を持つ。

オリンパス旧岡谷事業所跡地は、2015年に建物の解体工事と環境改善工事が行われ更地になっていた。

おすすめ情報

PAGE TOP