「こども食堂」開設へ CAPS・すわ

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子どもへの虐待防止に取り組む諏訪地域の団体「CAPS・すわ」は5月28日から、子どもに食事を提供する「こども食堂」を諏訪市岡村の地蔵寺で始める。1人で食事を取る「孤食」を防いだり、伸び伸びできる居場所をつくったりと地域で子どもを育てる機会にする。同会によると、諏訪地域では初の試み。

同会は子どもへの虐待の要因の一つに、地域社会の結び付きが薄くなっている点を挙げる。保護者が仕事で忙しく子どもが1人で食事をする実態もあり、「地域で何か活動できないか」と考えた。長野市や安曇野市、小諸市など県内各地に広がりを見せるこども食堂に着目。昨年12月ごろから準備し、今年3月には安曇野市内で視察をした。

全国的には経済的に厳しい家庭を支援する狙いもあるが、同会は地域で子どもを育てることを重視し、幼児から高校生まで誰でも参加できるようにする。名称は「信州こども食堂inすわ『ちゃんちゃんこ』」と付けた。「お母ちゃん、お父ちゃん、お姉ちゃん、お兄ちゃんら家族が集う場にする」との思いを込めた。

趣旨に賛同した地蔵寺を会場に月1回提供す る予定。食材は原則寄付で賄う。子どもは無料、一緒に参加する大人は300円。初回は午後4時から同5時30分まで。

食堂をきっかけに子どもの学習支援や遊び場の提供などにつなげたいという。同会代表で臨床心理士の宮原規夫さん(64)=岡谷市=は「(食だけでなく)家庭全体の支援をしたい」と話している。

同会は2000年に発足し、虐待防止へ啓発活動や学習会をしている。下諏訪町内に事務局を置き、メンバーは医師や保健師、児童家庭相談員ら約45人。

子どもの定員は約20人。初回は21日までに申し込みが必要。ボランティアスタッフも募っている。申し込みは宮原代表(電話090・1739・3565)、食材の寄付は久保田さん(同080・4357・3565)へ。

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