ガラスに咲く日本の花 北澤美術館35周年展

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内覧会で約100点の展示作品を鑑賞する、式典出席者たち

諏訪市の北澤美術館で4日、開館35周年記念特別展「花のジャポニスム―ガレ、ドーム、ラリックに咲く日本の花―」が始まった。19世紀末のデザイン様式「アール・ヌーヴォー」のガラスに描かれたキク、アジサイ、フジなど、日本原種の植物に焦点を当てる。ガラス工芸のジャポニスムブームの先駆けとなったエミール・ガレや、ドーム兄弟、ルネ・ラリックの作品約100点を公開している。

今年は日仏友好160周年に当たり、パリを中心に日本文化を紹介する「ジャポニスム2018」の開催に合わせたテーマ。ガレ作「藤文鶴頸花瓶」には、東洋の陶芸作品に学んだとされる細長い器に、垂れ下がるフジの花が描かれている。工芸品や着物の柄として日本人には定着しているフジは、当時のヨーロッパでは珍しく、人々の東洋への憧れをかき立てたという。

ニッコウキスゲの仲間のヘメロカリスやマツムシソウなど、諏訪地域にもなじみのある植物をモチーフにした作品もある。

初日のオープニングセレモニーで清水雄輔理事長は「諏訪地域の花が咲き始める時期に、オープニングを迎えられた。ヨーロッパで印象派に影響を与えた日本の植物を楽しんでもらえたら」とあいさつした。

来年3月31日まで。会期中は年中無休(10月31日は一部展示入れ替えのため休館)。入場大人1000円。問い合わせは同美術館(電話0266・58・6000)へ。

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