おひねり飛ぶ熱演 中尾歌舞伎が公演

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熱演におひねりが飛び交った中尾歌舞伎春季公演

熱演におひねりが飛び交った中尾歌舞伎春季公演

伊那市長谷中尾に江戸時代から伝わる中尾歌舞伎(市無形文化財)の春季公演は29日、中尾座で開いた。中尾歌舞伎保存会が古典名作「人情噺文七元結」を上演。役者たちの熱演に盛んにおひねりが飛び交った。

酒とばくちにおぼれた左官の長兵衛の身を案じた娘のお久が吉原に奉公に出ようとする。長兵衛はお久を身代にした借金を、身投げしようとしていた見知らぬ男に渡してしまう。だが最後は金が戻り、全員が幸せになって大団円を迎える。

役者たちは江戸っ子のきっぷのいいたんかや、親を思う娘の情愛、人の不幸を見過ごせない人情などを独自の節回しで演じた。長時間正座をしていた長兵衛が足をしびらせ、よろめき歩く場面では名演技に掛け声とおひねりが飛び交った。

初めて観賞した女性は「話がよく分かり、ずっと笑っていた。演技が素晴らしく、感激しました」。番頭役で初出演した仲村啓助さん(24)は「緊張しましたがお客さんの反応を身近に感じた」と感想を話した。

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