「ナノバブル」で貧酸素対策 諏訪湖クラブ

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実験する地点で台船を設置する関係者

諏訪湖の環境改善に取り組む住民団体「諏訪湖クラブ」(沖野外輝夫会長)は5日、湖内の貧酸素状態の解消や湖底の腐泥(ヘドロ)の改善に向け、機械の力で水中に空気を送る実験を諏訪市の初島近くで始めた。湖上に留めた台船の上に酸素を含む超微細気泡「ナノバブル」の発生装置を取り付けた。5月半ば頃まで続ける。

実験は貧酸素などの対策で現実的な手法を開発するのが目的。ポンプでくみ上げた湖水とエアコンプレッサーから送り込まれる空気を同クラブが組み立てたナノバブル発生装置に送り、空気を多く含んだ水を湖底から出して課題解決を目指す。昨夏に岡谷市湊沖、昨秋に初島周辺で実験を行っている。春の実験では水温が上がり、生物の影響が大きくなる時期での同手法の効果を調べる。

今回の実験場所は初島から諏訪湖畔公園側に約15メートル離れた地点で、水深は約2メートル。同日は実験に協力するナノバブル発生装置メーカーの安斉管鉄(横浜市)や諏訪市セーリング協会の関係者も参加した。台船には公立諏訪東京理科大学工学部(茅野市)の市川純章教授の協力で水中の様子を定点撮影する装置も取り付けた。

今後、溶存酸素量などを連続測定する機器を台船に取り付け、ナノバブル発生装置の影響を確認する。沖野会長(81)は「いよいよ実験も第3フェーズ(段階)に入る。(光合成などで)水中の酸素が増える時期にどのような結果になるか注目したい」と話していた。

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