62年ぶり旧友と再会 ブラジル在住小松さん

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62年ぶりに小中学校の友達との再会を喜ぶ小松重夫さん(右から4人目)

1956年ブラジルに渡り、一時帰国している諏訪市有賀出身の小松重夫さん(82)=サンパウロ市在住=と、小松さんの小中学校時代の同期生による「ミニ同級会」が12日夜、同市豊田で開かれた。62年ぶりの再会で、昔話に花が咲き、足跡や近況を語り合って旧交を温めた。

小松さんは諏訪清陵高校卒業後、父親の遺言「大陸に勇飛せよ」を心に、ブラジルへ移民。サンパウロの茅野市出身者の農場や、ブラジルと日本政府、新日鐵などの合弁会社の製鉄所に勤めた。その後トヨタグループの貿易会社に20年間勤務。主に車と機械の売買で中南米、北米、アフリカなど各国を飛び回った。日本へも来たが、これまで故郷でゆっくり過ごす時間が持てなかった。

近年、土地の管理などの現役も退き、兄の小松昭夫さん=諏訪市有賀在住=の願いもあって、20年ぶりに夫人と帰国。21歳まで過ごした古里を歩き、八ケ岳や諏訪湖を眺めた。

幼なじみとの再会は、数日間生家に滞在していることを知った級友の矢花源一さんらが急きょ計画。近くに住む同期生に声を掛け5人が参集した。参加者は小松さんが持参した渡伯記念に撮影した写真を見て、62年前の自分を探し「あの頃は若かった。同期生はみんなで見送った」。

話題は小中学校時代に及び、「食糧難で苦しい時代だったが校庭で思い切り野球をしたり、諏訪湖に出て下駄(げた)スケートで滑り、とっても楽しかった」と思い出話で盛り上がった。

小松さんは「本当に懐かしい」と心温まる歓迎に感謝、ブラジルに渡った当初から今日までの足跡を紹介。参加者は日本酒を酌み交わし、そばに舌鼓を打ちながら、あらためて再会を祝した。

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