2018年04月23日付

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公立諏訪東京理科大学が開学し、茅野市のキャンパスは工学部2学科に342人の新入生を迎えた。県内外から多くの若い人材が集まる期待は大きい▼定員の300人を上回る1期生は少なくも今後4年間、この地で生活を送る。学生が卒業後もとどまり、やがて家庭を築き根付いてくれれば、地方が直面する人口減少や人手不足に対して大きな力になる。そのためには4年の間に学生の心をつかみ、「住み続けたい」と学生が思える地域の魅力をどう伝えていくかだと思う▼信用調査会社が1月に行った調査によると、正社員が「不足」とする県内企業は5割を超え、非正社員が「不足」とする企業も4割近くに上った。最近オープンした飲食店の社長に聞いたところ、スタッフを募集しても集まらず、予定していた営業時間を短縮したり、当初は計画していなかった定休日を設定したりと対応に苦慮している様子がうかがえた▼伊那市長選に立候補した3人とも、伊那市に住まう点では同じ。決まっていた就職を辞退して地元に戻った―。学生時代を過ごした伊那が地元になった―。三者三様ながら伊那に引き付けられた何かがあるはず▼その地域その地域には人々が暮らす理由があろう。古里だからかもしれないし、自然や仕事、住みやすさ、住民の人柄かもしれない。こうした理由はすなわち魅力とも言え、誇りを持って発信できるのではないだろうか。

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