伊那市長に白鳥氏3選 八木氏、三石氏退ける

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支持者や家族とともに「万歳」を三唱し、再選の喜びを分かち合う白鳥孝氏=22日午後8時55分ごろ

任期満了に伴う伊那市長選は22日投開票し、現職の白鳥孝氏(62)=西箕輪=が、元市議の八木択真氏(39)=坂下=、元会社員の三石佳代氏(41)=上牧=の新人2人を破り、3選を果たした。無所属同士三つどもえの戦いを制した白鳥氏は1万7269票を獲得。有権者は市政の継続を選択し、次点の八木氏に7667票の差を付けた。同一日程の市議選が無投票になったことなどで投票率は低下し、前回選に比べ14・42ポイント減の52・03%で過去最低となった。

白鳥氏が共産支援の新人を一騎打ちで制した過去2回とは構図が変化。自主的に八木氏を応援した共産の動きや前回白鳥氏を支持した保守票の行方、市議選無投票の影響など不透明な要素もはらんだが結果的に現職圧勝だった。

白鳥氏は昨年12月に出馬表明。農林業振興、移住定住、企業誘致、社会資本整備と事業継続を唱え、小型無人機ドローンなど新産業技術を地域課題に組み込むと掲げた。子育て支援の充実も訴えた。

前回と同様に組織や団体など幅広い推薦を受け、市内全域を網羅する後援会が運動を推進。出馬表明前から着々と準備を進め、選挙戦に入ってからも各地で個人演説会を開いて手堅くまとめ、知名度も生かして幅広い支持を得た。

八木氏は2月に立候補表明し、企業誘致など推進する現市政の転換を主張。地元産業の育成や子育て支援など掲げたが、実績、経験、知名度で現職の壁を破れなかった。

若さも強調した草の根の戦い方は勢いも見せたが、共産支持層にも温度差があるなど、基盤の薄さもあって次第に失速。白鳥氏の手法に強く異論を唱え続けたが、現職批判票を取り込み新風を巻き起こすまでには至らなかった。

三石氏は観光振興など掲げ今月1日に立候補を表明したが、独自の戦いに終始した。

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