塩嶺小鳥の森「中西悟堂氏歌碑」 短歌に解説プレート

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中西悟堂氏の歌碑の説明プレートを除幕する関係者ら

中西悟堂氏の歌碑の説明プレートを除幕する関係者ら

日本野鳥の会諏訪支部(林正敏支部長)は4月30日、岡谷市郊外の塩嶺小鳥の森入り口に建立されている日本野鳥の会創立者・中西悟堂(ごどう)氏(1895~1984年)の歌碑の近くに、歌の内容を解説したプレートを設置して同市へ寄贈した。支部創立60周年の記念事業で実施。会員や小鳥バス愛好者ら30人余りが出席して除幕で祝った。

中西氏は野鳥研究者、歌人、詩人など多くの足跡を残した文化功労者。1934(昭和9)年に北原白秋、柳田國男らとともに日本野鳥の会を創設し、小鳥をとらえる空気銃の実猟や、かすみ網猟の廃止などに力を尽くした。塩嶺の自然を愛し、7回にわたって来訪。数々の短歌も詠んだ。

歌碑には、中西氏の揮ごうで「おのがじし朝光(あさかげ)にたつ木々ありて 奥処(おくど)はふかしもろどりのこゑ」の歌が刻まれているが、行書体のため、「誰もが読みやすい楷書で説明書きをを」と、今回のプレートを作った。併せて、中西氏と師弟関係にあった初代諏訪支部長で、「小鳥バス」発案者の故小平萬榮氏の足跡も紹介した。

林支部長は「『自然科学と文化の融合』を掲げ、野鳥を慈しみ、楽しむ文化を根付かせた中西氏。その愛護精神は、諏訪地方では塩嶺を基点に広がったといっても過言ではないと思う。愛護や探鳥会の草創期に尽力したお二人をプレートで紹介し、来訪者に歌と歴史を味わってほしい」とあいさつした。

除幕は「クロツグミの鳴き声」を合図に代表者が行い、出席者から拍手が沸いた。63回目を迎える今季の「塩嶺小鳥バス」は、1日から運行が始まる。

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