茅野市「滝之湯堰」事業 改修完工祝う

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県営かんがい排水事業で延長3.24キロが改修された茅野市の「滝之湯堰」

茅野市の豊平、湖東、北山地域の水田497ヘクタールを潤す農業用水路「滝之湯堰」で、2012年から県営かんがい排水事業で進められていた改修工事が完了した。堰を管理する市滝之湯堰土地改良区(牛山啓悟理事長、組合員約1020人)は24日、竣工式を堰近くの糸萱区民広場で開き、6年にわたる工事の無事完成を祝った。

滝之湯堰は同市の坂本養川が開削して約230年が経過。開削当時の土水路区間が多く、漏水や護岸浸食も目立っていた。改修は全長13.5キロのうち延長3.24キロで実施。上場沢区から上流部の糸萱区まで工事を進め、コンクリート三面張りや、景観に配慮した石積みに替えた。総事業費は4億200万円。

式には改良区、県、市の関係者ら約60人が出席した。牛山理事長(67)=南大塩=は「安定した用水の供給は地域農業の発展につながると確信している」とあいさつ。堰は16年には「世界かんがい施設遺産」に登録されており「堰の魅力を市の観光資源として後世に伝えていきたい」とも語った。

来賓の柳平千代一市長は「多くの先人たちに堰を守ってもらった」とし、竣工は「次世代に引き継いでいく大きな力」と祝福した。酒井裕子県諏訪地域振興局長は、今回は必要な区間を先行して修復したとした上で「他の区間(さらに上流部の未改修区間)も調査、改修して(堰の)長寿命化を図っていきたい」と話した。

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