4人で務めます 小津記念館無藝荘の火代番

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無藝荘の火代番に就任した3人

茅野市郊外の蓼科プール平にある小津安二郎記念館「無藝荘」のいろり端で来訪者をもてなす火代番が新体制となり、28日から今季の運営を始める。新たに就任した4人は「小津安二郎監督と蓼科を広く発信して地域の発展に貢献したい」と話している。

蓼科観光協会が管理する無藝荘は、小津監督が晩年に使用した片倉家の山荘で、生誕100周年を記念して現在地に移築保存し、2003年に開館した。火代番は開館以来、小津監督と親交のあった柳澤徳一さん(84)=同市湯川=を中心に務めていたが昨年を最後に勇退したことから、後継者を探していた。

新任の火代番は、同協会無藝荘運営委員長として開館当初から携わる藤森光吉さん(71)=同市湖東=、無藝荘に頻繁に通っていた宮坂直登さん(80)=同市玉川=、小津安二郎記念蓼科高原映画祭組織・実行委員会顧問の北原克彦さん(70)=原村=、映画を愛する高橋玲子さん(66)=茅野市湖東=。

4人とも小津監督と直接の交流がない“第2世代”だが、小津監督と脚本家野田高梧が蓼科に残した日記帳の主要部分が掲載された「蓼科日記抄」(『蓼科日記』刊行会発行)を参考に、小津監督の蓼科での暮らしぶりや創作活動、映画人や地域住民との交友関係、2人が歩いた「小津の散歩道」を紹介していく。

4人は交代で常駐し、来訪者に対応する。「新婚旅行で蓼科を訪れた老夫婦にもう一度来てほしい」(宮坂さん)、「おもてなしに努めます」(高橋さん)、「徳一さんが築き上げたものを守りながらさらに人が集まることを考えたい」(北原さん)、「新しい人の見方や切り口も大切にしていきたい」(藤森さん)などと抱負を話している。

開館時間は午前10時~午後4時。8月は全日、そのほかの月は土日祝日を基本に開館する。最終日は11月4日。閉館日でも5人以上の利用で1週間前に申し込みがあれば開館する。入館料は100円。

問い合わせは蓼科観光協会(電話0266・67・2222)か藤森さん(電話090・2235・6347)へ。

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