現職の去就焦点 諏訪、茅野両市長選まで1年

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2019年4月末の任期満了に伴う統一地方選後半の諏訪、茅野両市長選まであと1年となった。諏訪市は1期目の金子ゆかり氏(59)=無所属、高島4=、茅野市は3期目の柳平千代一氏(64)=無所属、塩之目=の両現職の去就が当面の焦点。現時点で出馬表明した人はおらず、市長選をめぐる表立った動きは見えていないが、水面下では立候補を探る動きも見え隠れする。

今年度事業を着実に実行 金子ゆかり氏(諏訪市長)

現職の金子ゆかり氏は取材に「任期の最終年度がスタートしたばかり。マニフェスト(公約)に掲げたことや今年度の事業を着実に実行したい。出馬するかどうかコメントするには時期尚早」と述べるにとどまる。

ただ、市民間では1期目の金子氏の出馬を確実視する向きもある。市議の一人は、有識者会議の意見を交えて検討しているJR上諏訪駅周辺一帯の将来構想の結論が出ていないことなどに触れ、「当然次も出馬するのではないか」とみる。

前回選は県議から転出した金子氏が無投票当選した。阿部脩三後援会長は仮に金子氏が出馬した場合、「無投票だとマニフェストに対する市民の声が聞けない。選挙戦をしたい」とする。

次期市長選に向け、表立った動きはまだ見えない。前回選で金子氏を推薦した自民党は同氏の動向を静観。共産党諏訪市委員会は、現市政について、一般会計からの法定外繰り入れをせずに国民健康保険料を値上げした点などを挙げて「市民に負担を押し付けている」と批判。「野党統一で推せる人がいれば擁立したい」としている。

市長選に出馬の意向を示していた、新人で企画会社代表の藤森栄作氏(65)は、立候補を取りやめることを明らかにしている。

3月1日現在の選挙人名簿登録者数は4万1259人(男2万0097人、女2万1162人)。

現時点では考えていない 柳平千代一氏(茅野市長)

現職の柳平千代一氏は取材に「現時点では考えていない」と話した。従来通り「後援会に諮って決める」とした上で、秋までに決断する意向を示した。河西允人後援会長も「白紙の状態。本人の意思を尊重したい」としている。

柳平氏は旧茅野青年会議所理事長などを経て2003年の県議選で初当選。矢崎和広前市長の引退を受けて07年の市長選に立候補し、新人同士の一騎打ちを制した。11年、15年も現新2人の対決となり新人を退けて再選している。

前回選に初出馬した野沢明夫氏(63)は取材に「茅野市を変える手法には自信がある。大事は組織力。1年かけて1日1人、計300人の真の応援団を作った上で、しかるべき時に決断する」と語り、前向きな姿勢を示した。

市内では、茅野市富士見町原村区選出の県議で元市議の今井敦氏(56)=3期目、自民党=の市長選転出の可能性を指摘する声もある。他方、県政でのさらなる活躍に期待する声も根強い。今井氏は取材に「今はまだ考える時期ではない。柳平市長を全力で応援し、県議としての仕事に全力を尽くしたい」と述べた。

柳平氏は多選の上限を定めていない。4選出馬を有力視する向きもあるが、4月の大学公立化に触れて「引き際」を指摘する声もある。当面は現職の動向が焦点になる。

3月1日現在の選挙人名簿登録者数は4万6209人(男2万2835人、女2万3374人)。

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