2018年05月19日付

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県歌「信濃の国」を覚えたのは小学校の何年生の時だったのか定かでないが、最初は意味もよくわからずに歌っていたように思う。冒頭の「十州」を越後から上野、武蔵、甲斐、駿河、遠江、三河、美濃、飛騨、越中ときちんと覚えたのは中学の時か▼県外に出ると、県出身者の絆を再確認する歌として他県出身者にも知られた存在だが、県内に住んでいると、大人になって歌う機会はまずない。カラオケで選曲しようものなら、たぶん仲間からドン引きされる(と思う)。機会がないので1番から6番まで歌詞の所々を忘れ、ごちゃ混ぜになっている▼明日20日は、1968(昭和43)年に「信濃の国」が正式に県歌として制定されて50年の節目。県は昨年、50年を記念して「7番」の歌詞を募集しようと考えたようだが、反対意見も多く構想は幻に終わった。このことは逆に、県歌として定着していることを示したように思う▼県によると、県内の小学校で「信濃の国」を歌う機会のある学校は96.4%。わずかながらも歌う機会のない学校があることが気にはなるが、多くの子どもたちが小学校時代に歌っていることに安心した▼大人になって県外に出て行くことになっても、「信濃の国」を耳にすれば、懐かしい思い出がよみがえることもあろう。その時は声に出して歌ってほしいと思う。次の50年、そして100年と歌い継がれていくと確信している。

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