ものづくり「観光資源」に モニターツアー

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ものづくりの現場を訪れ、丁寧な仕事ぶりを見つめるザビーネさん(左)とマルコさん(左から2人目)

諏訪市と諏訪地方の企業関係者らでつくる諏訪ブランド推進委員会は、諏訪のものづくりを「観光資源」として訪日外国人に紹介するプログラムの可能性を探るため、24、25の両日、2人のドイツ人を招いたモニターツアーを実施した。25日はエレキギター製造のダイナ楽器(茅野市玉川)を訪問。同社員の技術力の高さや目の輝きに「とても興味深かった」と関心を寄せた。

同推進委は、諏訪地域のものづくり技術を生かした製品を地域ブランド「SUWAプレミアム」に認定して、製作者が込めた思いや製品の魅力を広く発信している。モニターツアーは製作の現場を訪れてもらい、認定商品のブランド力を高める狙い。

ツアーに参加したのは、経営コンサル業を行っているマルコ・インベルニッツィさん(53)と翻訳家で日独親善にも力を入れるザビーネ・ガンタ・リヒタさん(50)。ダイナ楽器では、宮坂真二専務(41)の案内で工場内を見学した。2人はエレキギターのボディー、弦を張ったネック、弦を巻き付ける金具が付いた先端部分のヘッドを作る木材加工や塗装、1本1本を丁寧に磨く研磨の工程を食い入るよう見つめていた。

マルコさんによると「ドイツの富裕層は手仕事で作られた製品の品質の高さを喜ぶ気質がある」と話し、同社の製造現場を「素晴らしい」とたたえた。ザビーネさんは「日本とドイツは同じ産業立国の国同士。ものづくりを面白いと思う感性があると思う」と語った。工場見学後の懇談ではドイツ企業との連携の可能性の話題で盛り上がっていた。

同ツアーでは、24日に日本電産サンキョーオルゴール記念館「すわのね」(下諏訪町)や本陣岩波家(同)を訪問。25日は双眼鏡や光学機器などを製造するライト光機製作所も訪れた。同推進委の宮本総子副委員長(46)は「諏訪の歴史や風土と産業力が感じられる旅行パックとして発信できるよう磨きを掛けていきたい」と話していた。

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