小中学校トイレ洋式化推進 茅野市

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茅野市は今年度から、小中学校にあるトイレの洋式化を本格的に進める。市は第1次小中学校管理計画(2018~27年度)に基づき、今後5年間で洋式化率を50%にする方針。一方、学校現場からは男女共用で授乳やおむつ替えなどでも使える多目的トイレの整備を求める声もある。

市教育委員会によると、一般家庭や公共施設でトイレの洋式化が進む半面、市内小中学校トイレの洋式化率は現在36.3%で、文部科学省が16年11月に発表した全国平均43.3%を下回る水準となっている。市は今後5年間の集中投資で改修を進め、50%に引き上げる計画だ。

管理計画によると、5年間の洋式化工事は早急な対応が必要な9校が対象で、18年度に米沢小と玉川小、19年度に豊平小と泉野小、20年度に金沢小と湖東小、21年度に北山小と東部中、22年度に北部中で行う。総事業費は未定だが、今年度一般会計予算にはトイレ洋式化工事費として480万円が計上された。具体的な整備内容は、今後各校と調整して決める。

今年度対象校のうち米沢小には、校舎内13カ所に計42基の大便器がある。このうち洋式は12基で洋式化率は28.6%。男女別だと男子37.5%、女子23.1%で、和式のみの女性用職員トイレも1カ所あるが、和式で困っているという声はないという。

洋式化の一方で、ある養護教諭は「バリアフリーのトイレが必要」と話す。性別の違和感に悩む子どもが使用したり、保護者会などで学校を訪れた母親が授乳やおむつ替えに使ったりできるトイレの必要性が高まっているという。「多目的トイレが各校に一つあれば、みんなが気持ちよく使えると思う」としている。

管理計画ではこのほか、22年度までに老朽化する校内放送や校内電話、揚水ポンプなどの設備機器を計画的に更新し、保健室と厨房室、厨房休憩室に空調設備を設置する。このうち厨房室の空調設備は19年度で全校設置済みとなる予定だ。

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